最上川・五百川郷の宝物がたり

  • エリア:朝日町内全域
  • 団体名:NPO法人朝日町エコミュージアム協会
朝日町を流れる最上川に沿った地域は古くから「五百川郷」と呼ばれ、最上川が形成した河岸段丘上には、先史時代からの山・川の恵みに育まれた人々の生活、その後、湧水や河川からの導水により農業を興してきた歴史があります。また、五百川峡谷に沿った陸路、江戸時代以降の最上川舟運によって、米沢藩の物資などが遠く酒田まで運ばれていた歴史を背景に、数多くの歴史的文化遺産が存在しています。

保存・活用の取組み

  • 構成文化財の調査、保存・整備
  • 案内ルート、説明資料の作成、案内人の養成
  • 案内標識、説明板の作成と設置
  • 「五百川郷宝物がたり」紀行の開催

主な構成文化財等

豊龍神社の大スギ【県指定天然記念物】、若宮寺鐘楼【町指定有形文化財】、伊豆権現の種蒔き桜 八ツ沼城跡、椹平(くぬぎだいら)の棚田、中郷本田堰、旧明鏡橋

佐竹家住宅【国指定重要文化財】

佐竹家住宅
江戸時代、米沢藩から最上川舟運の通船差配役に任ぜられた佐竹長右衛門家が夏草に構えた新宅です。現在の建物は、元文4年(1739)の火災直後に建て直されたものです。寄棟造・茅葺屋根で、内陸部における上層農家の建物です。
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旧西五百川小学校三中(みなか)分校【県指定有形文化財】

旧西五百川小学校三中分校
明治15 年(1882)に三中八ッ沼に建築された木造三階建校舎で、平成8年(1996)まで分校の校舎として使用されていました。白漆喰の壁に丸窓や木瓜型窓を配した姿が特徴的な、明治初期の非常に貴重な建造物です。
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水口(みなくち)十一面観音堂【町指定有形文化財】

水口十一面観音堂
元文5年(1740)、常盤水口に建てられた木造平屋・茅葺の観音堂で、梁や彫刻には江戸中期の手法が見られ、当地方における代表的な三間堂です。五百川三十三観音の一番札所にもなっています。

木造薬師如来立像【県指定有形文化財】

木造薬師如来立像
新宿(あらじゅく)薬師堂の本尊で、像高1m、一木割矧造、漆箔を施しており、面相きわめて優雅で気品にあふれ、衣紋も流れるように美しい仏像です。平安時代後期に地方仏師の手によって作られたものと考えられています。
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地図

わたしたちが案内します  朝日町エコミュージアム案内人の会 電話:0237-67-2128

  • 【アクセス】JR左沢線左沢駅からバスで25分
  • 【問合せ先】NPO法人朝日町エコミュージアム協会 電話:0237-67-2128