幻想の世界に息づく最上川峡の自然と歴史文化

  • エリア:戸沢村古口地内
  • 団体名:戸沢村
戸沢村を流れる最上川中流部は最上峡と呼ばれ、両岸には樹齢1千年を超す天然木の「山の内杉」が群生し、左岸の土湯山の一角は「幻想の森」と呼ばれています。最上峡は、「義経記」や「奥の細道」に記述があるなど、古くから多くの文学者・詩人の描写の対象となっています。最上峡の自然景観とその景観によって育まれた歴史・文化は、最上川を代表する貴重な資産です。

保存・活用の取組み

  • 国名勝指定に向けた動植物、文化、歴史、文学等の調査
  • 調査を基にした、貴重な動植物・史跡の保存
  • パンフレットの作成、ガイドの養成、ツアーの企画

主な構成文化財等

最上峡

最上峡
最上川県立自然公園に指定され、春の新緑、冬の山水画の世界と四季折々に人々の目を楽しませてくれます。最上峡には、白糸の滝をはじめとする48 の滝があると言われ、奥の細道等多くの文学に登場します。

幻想の森(山の内杉)

幻想の森(山の内杉)
最上峡に群生する天然杉で、樹齢が1千年を超し別名「神代杉」とも呼ばれています。日本でも数か所のみの確認で、大変貴重な天然杉です。散策路が整備された群生地が「幻想の森」と呼ばれ、多くの人が訪れています。

最上川一夜観音【村指定記念物】

最上川一夜観音
草薙の白糸の滝を望む場所に建つ観音像で、小説「最上川一夜観音」にちなんで建立され、縁結びと水守の観音として信仰されています。対岸の白糸の滝の眺めは最高で、幻想の森と一体的に巡ることができます。

仙人堂【村指定有形文化財】

仙人堂
舟でしか行けない最上川の対岸にたたずみ、常陸坊海尊を祀っています。舟の安全を祈る絵馬が数多く奉納されています。歴史文学にも登場し、また、縁結びの神社として多くの参拝者が訪れています。

地図

幻想の世界に息づく最上峡の自然と歴史文化地図

わたしたちが案内します  最上峡案内人協会  電話:0233-72-2001

  • 【アクセス】(舟下り乗船所)JR陸羽西線古口駅から徒歩5分
             (幻想の森)  JR陸羽西線高屋駅から車で20分
  • 【問合せ先】戸沢村教育委員会共育課  電話:0233-72-2304