平成27年度 山形県立博物館プライム企画展「縄文の女神」と「遮光器土偶」 -縄文の美と宝-開催のお知らせ

1 名 称  「縄文の女神」と「遮光器土偶」 -縄文の美と宝-プライム企画展

2 会 期  平成27年5月30日(土)~9月6日(日)

3 会 場  山形県立博物館 第3展示室

4 趣 旨  
 国宝「縄文の女神」は、今から23年前に県北の舟形町・西ノ前遺跡の発掘調査により出土しました。高さは45cmあり、その大きさ故に圧倒的な存在感があります。約4500年前の東北地方の縄文人たちの美に対するどん欲さを肌で感じることができます。
 「遮光器土偶」は、「縄文の女神」をはじめとする中期の土偶たちから約1500年経った縄文時代晩期に登場します。注目されるのがその顔立ちです。よく「宇宙人」を模したのではと言われるくらい、デフォルメされた表情には、美しさとともに奇抜さを持ち合わせています。また、顔の表情だけではなく、文様の複雑さは現在の日本人のものづくりに通じるものがあります。
 つくられた時期こそ違え、この2つの土偶は、まさに造形美の到達点であり、国内外でも注目されています。 
 今回のプライム企画展は山形発、東北発の文化の発信を、これらの土偶をとおして行い、山形または東北の魅力の一部に触れていただければと思います。

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